Bangkok To Chiang Mai By Bus
ようこそ!日本からタイの首都バンコクに到着した方。
このページをご覧になっている方は、数度のバンコクへの訪問でタイの魅力に取り憑かれてしまった方のハズ?
今度はちょっと足を伸ばして、他の地方にも行ってみたいとそう思って検索をされたのではないでしょうか。
大正解です!バンコクよりもさらに北上すると、第二の都と言われる、魅力的なチェンマイがありますよ。
このサイトではチェンマイの素敵なところをシェアしたいと思いつつ、管理人がなかなかマニアックな性癖の持ち主なので、少し王道から外れていると思います。
それも良きかな。ちょっと物好きな方に読んでいただければ嬉しく思います。
それでは今回は、バンコク出発のチェンマイへの行き方 バス ファーストクラス編をお届けしたいと思います!
バンコクからチェンマイへの行き方 *選択肢は4つ

結論を先に言ってしまうと
今回シェアする 夜行バスはオススメできないのだ!

えーと….
それを言っちゃうと話が続かないんだけど…
チェンマイへ行くのには、上記4つの交通手段が主になります。
移動手段は旅のスタイルで選ばれたら良いかな、と思います。
短期旅行で、渡航先で遊ぶことを目的にしている旅行者の方は② の 飛行機 をオススメします。
移動時間も1時間程度ですみますし、値段も5000円前後とそこまで高くない、はずです。(時期によると思います)

旅をすること自体を目的にしている方(旅人)は、やっぱり ④ の 寝台列車 がお好みかな、と。
時速60キロくらいでゆっくり北上していく列車に揺られながら、一晩寝て起きたらそこはチェンマイ。
いいですね!沢木耕太郎さんの著書 深夜特急。バックパッカーのバイブル!
(まぁバンコクーチェンマイ間は一晩なんですが….)

深夜特急(1~6) 合本版
▲ 重たいものを持ち運べない旅人は、Kindleが便利
起きたら食堂車で優雅に食事をとってもいいし、買い込んだ食料で朝食を楽しむのもいいですよね。
異国の寝台列車って危なくないの?と思われるかもしれません。
数年前、タイ国鉄で発生した国鉄職員による少女への痛ましい事件の影響もあり、今は飲酒は禁止、列車内には国鉄警察が常駐しており、安全面は強化されているようです。
真夜中でも通路の灯は消えることはありませんが、カーテンの中は薄暗いため、かなり快適。
問題があるとすれば寒いことぐらいでしょうか…
昔のように寝台列車に乗って旅をするというワクワクとドキドキが入り混じった旅情はないのかもしれませんが、女性一人旅でもそんなに怖がることはないと思います。
▲ バンコク〜チェンマイへの寝台列車の乗り方については別記事にしたためております。
よかったら参考にされてください。

さて、 夜行バスでバンコクからチェンマイへ行こう

今回はバンコクから寝台バス、しかもVIPクラスではなく、300バーツほど安いと言われるファーストクラスのバスに乗ってみました。
私が乗った深夜バスの状況は以下の通りです。
等級 | ファーストクラス(一等バス) ※一等バスが一番いいバスというわけではないです |
車内トイレ | トイレ付き |
金額 | 595バーツ (約2153円) |
出発場所、時間 | バンコク モーチットバスターミナル 21時40分発 |
到着場所、時間 | チェンマイ バスターミナル 8時20分着 |
所要時間 | 10時間〜12時間 |
休憩 | 夜中に一度だけ20分のトイレ休憩あり |
メリット | 一泊分の宿泊費が浮く |
オススメ度 | ★☆☆☆☆ |
チケットを取ろう
チケットを取得する方法は 2つ。
◽︎モーチットバスターミナルで直接買う |
◽︎オンラインで買う(クレジット決済) |
安価なバスということもあり、タイの方も頻繁に使う移動手段でもあります。売り切れることも多いそうですよ。
どうしてもこの日に移動しなきゃ、という方はオンラインで予約することをおススメします。
私はいつもは日程に余裕を持って動くので、当日チケットカウンターに直接行ってしまうのですが、この時は大事な打ち合わせが明後日にせまっていました。
うぬぬ…どうしても明後日までにチェンマイに戻らなければならない…。売り切れたら大変。ということで、手数料はかかりますがネットで予約することにしました。
オンライン予約の仕方
では、早速チケットのオンライン予約をしていきましょう!
予約サイトの案内には、日本語はありません。
英語で予約することになりますが、そんなに難しい単語もありませんし、わかりやすいように作成してみましたので一緒に予約していきましょう!
まずは、Thai Ticket Major のサイトに飛びます。
タイ語 から 英語 へ

英語ですらままならないのに、タイ語が出てきたらびっくりされると思います。
大丈夫です。言語の設定を変更することができます。
緑の○ のところを押すと
・タイ語
・中国語
・インドネシア語
・ラオ語
・マレー語
・ミャンマー語
・ベトナム語
と東南アジアを網羅する翻訳が可能ですが、当然ですが日本語は出てきません。
理解できる言語に設定されてください。
ほとんどの方が英語だと思いますので、イギリス国旗のマーク🇬🇧を押します。
🇺🇸国旗ではなく🇬🇧国旗というところに、なんらかの意向があると思われますが、今の私たちには関係がありません。そうです。英語表記が必要なのです!

このサイトに個人アカウントを作成する必要があります。
Create an Account を押してください。
個人情報を入力しよう

個人情報入力はこんな感じです。
IDカードの欄はパスポートでいいですし、肩書きは空欄でも大丈夫でした。
記入が終わったら、緑の○、TTMcardを押すとバスの時間を選ぶページが別窓で開きます。
ちなみに、このタイ国営の長距離バス トランスポート社は、タイ国内だけではなくカンボジアやラオスへの線もあるとのことです。
会員登録しておくと便利ですよね。
行き先を入力しよう

Round Trip | 往復 |
One way | 片道 |
Station From(出発) | Bankok(バンコク) |
Station To(到着) | Chiangmai(チェンマイ) |
またタイ語表記になっていたら、緑の○ の中の イギリス🇬🇧国旗 を探して、英語にしてください。
今回の場合は、出発がバンコクで、行き先がチェンマイです。
もし英語のつづりがわからなかったら、☝︎上記をコピペして貼り付けても大丈夫ですよ。
バスを選ぼう

VIPシート(リクライニング135°) | 819バーツ(約3,003円) |
ファーストクラスシート(リクライニング125°) | 529バーツ(約1,916円) |
バスを選ぶ画面に変移しました。
基本的には、座席の前が広くて、シートが後ろによく倒れる VIPクラスのバスを選んだ方が良いと思います。
しかし、この時私は、画面一番下の(見切れていますが)21時40分の、ファーストクラスのバス(529バーツ)を選ぶことにしました。
安いものには理由がある。
VIPバスから1000円安いファーストクラスの理由を、この時の私は知る由もありませんでした….

ブログのネタにしようと思ったんやけど

マジでネタを提供してくれたな
シートを選ぼう

Free | 空いてますよ |
Select | 選択していますよ |
Not Available | 空いてませんよ |
空いてるシートを選択すると緑のSelect に表示が変わりますので、そのまま先に進んでください。
ちなみに、このバスはトイレが一階にあります。
ということもあり、一階はおススメしません。理由はのちほど…….
カード決済しよう

Total Fee | 合計金額 | 529バーツ(約1916円) |
Convenience Fee | 手数料 | 20バーツ(約72円) |
Service Charge | サービス料 | 16バーツ(約57円) |
Tour Sure | ツアーシュア?? | 30バーツ(約108円) |
Net | 595バーツ(約2156円) |
クレジットカードの支払い画面に変移するので、必要事項を記入すると合計金額が出ます。
オンライン決済は利用料金がかかるので、手数料はわかりますが、その下の2つは何でしょう…
バスに乗車するとすぐに水とお菓子が配られるので、金額的に考えると多分 ツアーシュア がその代金かなと思いますが、残る1つ….

サービス料金、なに
と言っても仕方がないので、支払いをすませて、完了したページをスクショして保存しておきます。
チェンマイ行きのバスがあるモーチットバスターミナルに向かいましょう。
モーチットバスターミナルへ行こう
WEB : 記載なし
場所: 29 Kamphaeng Phet 2 Rd, Chatuchak, Bangkok 10900
電話 : 記載なし
私は歩くのが好きなので、MRTモーチット駅からモーチットバスターミナルまで過去にも何回か歩きました。
が、うーん公園の中を抜けられない(抜け道があるのかもしれませんが)ので、いつも後半の方でちょっぴり後悔します。
バスターミナルの周辺は、車の通りは多い割に、人通りが少なく女性の夜歩きはおススメしません。
いずれにしろ、駅からけっこうあるのでなんらかの交通手段を利用された方が良いかと思います。

モーチットバスターミナルはかなり広い。バス会社がたくさんあります。
自分のバス会社を探しながら歩くのですが、オンライン決済の画面を見せながら歩いたらすぐ見つかりました。
タイ国営だというトランスポート社は大手で有名なのだそうですが、タイの人曰く↓

シュガーちゃん
一番マシ

え、ちょ…..どういう意味….
夜行バスは頻繁に事故のニュースを見るので乗りたくないと言っていました。一番マシというお言葉を頂いたので、やはり、多少高くなっても、列車か飛行機が良いかもしれません…..?

トランスポート社の窓口に向かい、スマホの決済画面を見せると、チケットをくれます。
117プラットフォームの21時40分発なので遅れないように、とのことです。

出発まで時間があるという方は、バスターミナルに併設されているカフェアマゾン で時間を潰してもいいかもしれません。安定のチェーン店。
ただし、この時は19時に閉店してしまいました。


ターミナル内に入る時は、一応荷物検査があります。
また、プラットフォームに行くときも一応ゲートのようなものがありますが、無人なのでそのままスルーできます。
チェンマイ行きの 夜行バスに乗ろう

今回お世話になるバスは二階建て。お腹の横の部分からドアから車内に乗り込みます。
入ってすぐに車内トイレがあって、入った瞬間ちょっと嫌な予感がしたのですが….自分の席に座り、ドアが閉まった瞬間に予感的中したことを確信しました。

あ、アンモニアの存在感…
二階に席をとったので、臭いが上がってきやすかったのかもしれませんが、結構な刺激臭。
うん。ちょっぴり涙が出ちゃうくらい。
こうなったら、鼻を布で覆い、目をつむってしまいましょう。
どうせ寝るだけです。
ひさびさのバンコクおわり☺️
— なもたん @ 沈没中 🇹🇭 チェンマイ (@namotan2019) December 15, 2019
島のことはちゃんと調べよう
さて、夜行バスでチェンマイへ
VIPクラスより300バーツ安いというFクラスに乗ってみました
が
まったくおすすめしません🤩
バスの中、アンモニア臭します
目に滲みますね😂
やっぱり寝台列車がよか

もう1つ。
車内がとにかく寒い。タオルケットは配られるのですが、足りないくらい寒かったです。
こんなこともあろうかと、折りたたみのダウンジャケットと旅人の必殺技である 布 を巻いて寒さをしのぎましたが、なかったら昇天していたと思います。
東南アジアのオモテナシ(冷房)は日本人の予想をはるかに超えてきます。
南国だろ、そんなバカなと軽んじて軽装で乗車すると確実に低体温症で三途の川を彷徨うことになるでしょう。
布 は軽視されがちですが、あるのとないので旅の快適さが天と地ほど違いますし、大げさではなく生死を分けることになります。
旅の必需品。防寒にも、日よけにもなり、目隠しにもなるし、敷物にもあります。
旅をする予定の方は、このサイトで紹介するものでなくて構わないので、いますぐ 布 を手に入れちゃいましょう。

ペットボトルのお水と、パウンドケーキと、コーヒーが配給されました。

こ、これが、ツアーシュア 30バーツかなぁ
コーヒーのお湯は一階のトイレの前に、湯沸かしのケトルと電子レンジがあるので、そこを使います。
ただ、トイレ前はさらに強烈なアンモニア臭。
深夜 トイレ休憩

何時だったか忘れてしまいましたが、20分間のトイレ休憩がありました。
バスの中の灯を全部つけて休憩だとアナウンスされるので、必然的に起きちゃいます。
トイレは3バーツ。東南アジアでよく使用する水をかける式のトイレなのですが、私はこっちの方が衛生的だと感じています。
眠い目をこすりながら、いそいそとバスを降りてトイレを使用することにしました。
チェンマイに到着!

刺激臭で目を開けられないのと、前の席に座っていたアラブ系のおっちゃんが、夜中一時過ぎまで、イヤホンをつけずにゲームをしていて、寝ることができませんでしたが、良い経験になりました。
やっぱり夜行バスが比較的に安いとは言っても、選択肢が他にあるならば、他の乗り物を選びたいと思います。
チェンマイバスターミナルで降りた瞬間に、お犬さまたちが「うふふ」「あはは」とイチャイチャしているのを拝見できたことが、とても癒しでございました。

バスターミナルからチェンマイの街の中心部まで赤いソンテウが出ています。
ドライバーのおっちゃんたちの言い値では、中心地まで60バーツですが、地元の人曰く30バーツで行けるようですね。(私は近所で用事があったので、ここからは乗りませんでした)
ソンテウ以外の交通手段はタクシーかGrabタクシーになると思います。
気をつけておきたいのは、Grabの利用の仕方。
ドライバーさんは一般の方です。
タクシーやソンテウなどの業界からの風当たりが強く、以前にはGrabドライバーへの暴行事件もあったようです。
ドライバーさんたちはバス停や、チェンマイ駅などの公共機関近くへの乗り入れを嫌がります。
そこは私たち利用者がちょっと歩いたりして、Grabのドライバーさんがピックアップしやすい場所を指定した方が良いのかなと思います。
さいごに
今回はバンコクからチェンマイへの行き方、バス ファーストクラス編をお届けしました。
飛行機でぴゅーん と飛んでしまうのが早いのですが、旅を楽しみたい方や、安く移動したいという方には夜行バスという選択肢も良いと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
(私は断然、寝台列車派でございますが…)
最後に、チェンマイバスターミナル到着直後に出会った イチャイチャと楽しそうにしていた犬たちの動画を貼り付けて、今回の記事を締めくくりたいと思います。
もう、アンモニア臭で目が痛いのはいやだ〜
音楽: Trip to the East
サイト: https://icons8.com/music/