Longan Fruit
タイへ旅行に行くとすると何を食べましょう。
世界三大スープと名高いトムヤムクン?
米麺がおいしいパッタイ?
バジルの風味が食欲をそそるガパオライスもいいですね。
そう。タイ料理もとってもおいしいのですが、日本であまり見かけないフルーツはいかがでしょう?
タイの代表的フルーツはいくつもあるのですが、その中でも見た目は地味。でも中身はとってもあまくておいしい。 雨期が旬である東南アジアのフルーツ「ロンガン」とその食べ方をシェアしますね。

ベルちゃん
チェンマイからさらに1時間半ほど北にある
うちの実家がロンガン農家なんだよね
行く?

行くに決まってる(即答)
えっと….
ロンガンってライチみたいなヤツ?

ベルちゃん
違うし
まったく違うし

わからんが、とりあえず食べる
一生分食べる

ベルちゃん
タイではロンガンのことを
”ラムヤイ”って呼ぶよ
東南アジアのフルーツ “ロンガン”ってどんなもの?


見た目は茶色で素朴な雰囲気の小さな果物。赤いトゲトゲが付いているランブータンや、強烈な香りのドリアンほどのインパクトはなく、まるで手乗りサイズのちっちゃいじゃがいものようです。
名前の由来は、剥いたその姿がまるで龍の目のようだから。中国の”神農“という神様が名付けたんだそうですよ。神様の果物 ”神果” とも呼ばれてるんだとか。
木の高さは5メートルほどで、かなり繁殖力も強いようです。市場で売ってるのを見かける時は、バキバキに折られた枝付きなので、多少手荒に扱っても大丈夫なくらい丈夫なのでしょうね。

漢字では龍の眼と書いて
「龍眼」
リュウガンとも呼ばれることがあるね
収穫期はタイの雨期である6月〜10月
滋養強壮や造血に効果が期待できると言われているよ

日本では沖縄で見たことがあるよ

食べ続けることで潤い美肌になるとも言われていて
不眠症や、認知症状にも効果があるとされる漢方薬なんだよ

美肌…..!
参考 : wikipedia
ロンガンの中身はこんな感じ

中身を取り出したところ。
半透明の乳白色のぷるんぷるんの実です。薄く透けてみえる黒い種が、黒目のように見えます。龍が実在したら確かにこんな感じなのかも….
何を考えてるかどこを見てるかわからないその目は、確かに畏怖の念をおぼえるかもしれないな…
触った感じは思ったよりも少し固めかもしれません。えいっと食べてみて、しゃくしゃく?こりこり?とかむとじわっと上品な甘いジュースが口の中で広がります。
種が大きいので実は少ない感じ。ぱくぱくぱく….これは止まらない….
【剥き方】気になるロンガンの食べ方

ぷるぷるの中身と皮は剥がれやすいので、食べるのはそんな大変ではないです。最初は爪でバリバリにむきながら食べていましたが、ロンガン農家の娘である友人から
「正しいむき方は、中身を押し出すようにして取り出すんだよ」
と教わったので、押し出すようにして中身を出してみました。予想を超える手軽さ。
その他にもお米と一緒に煮込むという龍眼粥なるものもあるそうですが、私は食べたことはありません。
ほのかに甘いお粥なのかな?いつかチャレンジしてみます。
今回はロンガンという東南アジアのフルーツをシェアしました。
タイでは6月〜10月の雨期の時期にしか売られてませんが、もしその時がタイ旅行タイミングでしたら、ぜひ手にとってみてくださいね!
新しい味覚に出会えると思いますよ。

【ロンガン パフェ】
▲ こちらのお店のパフェは、塩ココナッツアイスにフレッシュロンガンが入ってましたよ
▲ 漢方に使用されるのは、干したものらしいです